最近、全然行けてないミュージカル。
その中でも別格に愛して止まない演目がコレ。
「オペラ座の怪人」
17年前の1995年、初めて「ミュージカル」というものを観たのが
このオペラ座の怪人でした。なんの予備知識をもたず、
ただ新聞や新宿アルタのビジョンに流れる
「オペラ座の怪人はすごいらしい」
そのキャッチコピーがどうしても気になって、気になって。
当時はネットなんかなかったから、親に頼んで一日中電話をかけてもらい
チケットをとってもらって(今思うとかなりわがまま・・・)
幼馴染と一緒に日生劇場へ。
映画館とも違う「劇場」というものにかなりオドオドして
「クロークでお荷物をお預かりします」
だなんて声をかけてもらった日にゃあ
「け、結構ですっ」だなんて、断っちゃうし。
クロークで荷物預けるとお金とられると思ったものです。
市営プールでロッカーに預けるとお金払うっていうレベルの話です
(お恥ずかしい・・・)
しかし、演目が始まると・・・
ずっと泣いていました。
感動で人は泣くんだ、ということをはじめて経験したのが
この日でした。
終演になっても友人と二人とも涙と感動でしばらく立てず・・・
で、そこから、ミュージカルにはまってしまったのですが。
映画になっちゃった「オペラ座の怪人」。
はじめは「えー映画化~」って思っていたのだけれど、
早速観にいって、あまりの美しさに、またハマる。
当時19歳だったエミー・ロッサムの美しさったら・・・
クリクリヘアーにコルセットでキュッとしめたウエスト。
可憐でクリスティーヌそのもの。
シャンデリアのシーンは映画ならでは。
そしてファントム役のジェラルド・バトラー
ジェラルドだったら怪人でもいい・・・
歌は少しロック調。
エロティックなシーン。ほんとうにすばらしい。美しい。
やはり20代のわたしと30代のわたしでは
大事に思うものや、美しいと感じること、
また怖いと感じるものが、当たり前に変化しています。
(もちろん10代のころとなんて全然違う)
それはもしかしたら年齢によって感覚の鋭さが変わってしまった
というのもなくはないのかもしれません。
けれどこの「オペラ座の怪人」に対しては
はじめて舞台でみたときと全くかわらず、
もしかしたらその時よりも、「美しいものに憧れるきもち」とか
「頭ではわかっているのにそれでも惹かれてしまう」感じとか
「それをわかっていて見ないふりをして、愛を全うしようとする」とか
そういった感じが一層理解できるようになって
また味わい深いものになってきたように思います。
しかし、なんていうか、「柔をもって剛を制す」作戦というのは
(またの名をジブリ作戦)
やはり人の心を溶かすんですね。
わたしも腹が立ったとて、決して夫にキックなどしない、そんな
クリスティーヌのような、
ナウシカのような
ソフィーのような
女性になりたいものです。
と話しは逸れましたが・・・
今年中には「オペラ座の怪人」ぜひ一度は観にいきたいものです★
一ヶ月くらいはそれに浸って毎日生きていける・・・
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