スーパーで買い物をしてレジに並んだら
前にいる小学生くらいの男の子が一人でお会計をしていました。
そしたらどうやら持ってきた金額をオーバーしてしまったよう。
ふっとかごの中を見ると6つ入りの卵のパックがひとつと
小さなお菓子がバラバラと入っている。
男の子「あ、500円超えちゃった!」
店員さん「どうする?どれ戻す?」
うーん、と考えている男の子の元に別の男の子がちょこちょこっとやってきた。
見た目同学年ぐらいかな?同じ塾のバッグを背負っている。
男の子A「お金超えちゃったよ~46円。どうしよう 」
男の子B 「だったらこれを戻そうよ」
かごの中に手を入れてヒーローの絵がついたお菓子をとりだそうとすると
男の子A「え、いいよ!それBくんのじゃん。僕のにしよう!」
男の子B「いいんだよ!僕ので。大丈夫だから」
男の子A「ううん、僕のコレ(ガム)だとちょうど50円だし!」
男の子B「ほんとにいいの?」
男の子A「うん、いいんだよ!」
なんだかその譲り合いが
「あ、ここはオレが払うよ」
「え、いいよ!オレが!」
「いいや、まかせとけって!今日はオレの奢り!」
「ほんとにいいの~?」
「いいって、いいって、その代わり今度はよろしくな!」
みたいな、居酒屋を出る際のサラリーマンみたいだなーだなんて
ほわっと見ていたのです。
店員さん「496円ねー」
よかったよかった、これで金額におさまるね、と場がゆるんだ瞬間。
男の子A「おつりはいらないよ!」
えーーーー!!
まわりの大人達ビックリ。
いやいやいや。あんたお金そもそも足らない、っていってた子が
なんでおつりいらない、ってなるか、って
店員さん「そんなこといっても、おつり持って帰らないと
お母さんに怒られるんじゃない?ね?」
男の子A「4円なんてなんにもなんないから、いらないよ。だからとっといて。」
とっといて~!?
さらに度肝を抜かれるまわりの大人達。
困る店員さん
「そんなこと言わないで持って帰りなさいね、ね」
男の子A「いや、いいんだ。」
頑なにおつりの受け取り拒否をする男の子。
そしてしばらく押し問答がしばらく続いた末、
結局は男の子がおつりを持って帰ったんだけど。
なんだか去っていくその小さな背中見ながら
しっかし、小さくても男やねーー
なんておもわずぷぷっと笑ってしまいました。
だって「おつりはいらないよ」の時のキメ顔ったらw
親御さんがそう言っているのを聞いていてきっと真似したんでしょうけれど、
かごの中ヒーローだらけだよ!?
だったら最初っからお金納まる範囲で持ってくればいいのにね。
格好つけるところ、完全間違えてる。
でも、それがかわいすぎる。
もーう、子供の無邪気さに一本とられた、と
そんなことでホクホクできた木曜日の夕方だったのでした。
0 件のコメント:
コメントを投稿