大好きでちょくちょく読ませてもらっているブロガーさんがご紹介されていた
ビル・カニンガムニューヨークを観に新宿バルト9に行ってきました。
映画が始まって、一番初めにビルについてコメントしていたのが
カルメン~まずそれだけでテンション↑あがった・・・
カルメン・デロリフィチェ。生きる伝説。
亡くなったアンナ・ピアッジも。
そしてあのアナ・ウィンターでもビルの前では立ち止まり、カメラに向かう。
「彼に撮られるために着ている」
そこまで言わしめるビル・カニンガムって何者なのよ。というドキュメンタリー映画です。
ビルってね。
ファッションに魅せられたむちゃくちゃ社交的な愛ある変態。
言葉はちょっと悪いかもだけれど、それのなにものでもない、と思ったのです。
美しいファッションを見ると写真を撮らずにいられない
そしてそれを記録としてのこしておかずにいられない。
それを人に伝えずにはいられない。
その衝動を抑えられず、自転車に乗って街に出て、カメラをかまえる。
ピュアなプロフェッショナル。
お金を受け取らず、権威に興味はなく、勇気あるファッショニスタを心から応援。
「勝手に撮るなよ、そのカメラ壊すぞ!」
といわれてもニコニコしてその場を去る。はっきりいって怪しくない?
でも、パリコレでは「世界で一番重要な方なので」と係りに案内されるビル。
ビルはただひたすら好きなことをしているだけなのだけれど
ビルがファッションという世界で与える影響はすごくて、
ステータスが重要とされるN.Yのお洒落さんはビルのまわりに群がる。
でももちろんそれだけじゃない。チャーミングで一本筋が通り過ぎるくらい通り過ぎてる
ビルを尊敬しているから、まわりから愛されるビル。
ファッションが好きで、ファッションの写真を撮ってはいるけれど、
表面的なものばかりを追ってはいない、ということも周知のとおり。
「美を追求するものはいつか美を見出すことができる」
この言葉を聴いたとき、なぜかジーンとしていまいました。
しかし本当にファッションって愛し方の角度が人それぞれなんだなあ、と
改めて再確認したし
「今の時代を生き抜くための鎧」だという言葉には、本当に深くうなずいた。
そしてビルから「まわりからなんといわれたって、しらんこっちゃないよ」
そんなスピリットを教えてもらった気がしました。
すきなもんはすきなんだもん。仕方ないじゃん。なにか?
みたいな。
結局極めちゃったもんにはまわりはなにも言えないんだよね。
それだけの情熱と労力と時間をかけてきたのだから。
そして映画終了後待ちに待ってたあのお方がイベントに。
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