2012年6月12日火曜日

弟の結婚式 #21

6月9日、弟の結婚式でした。



やっとこの日を迎えられ、やっと終わったーというのが
家族の本音です。

弟は20歳で家をでて、会社の寮に入って
ごくつぶしのわたしとは違い、親の手をほとんど借りず
約10年、やってきました。
また気まぐれな性格なので、ふらっと帰ってくるけど
それ以降は何年も連絡とれない、みたいな子で
親は「男の子だから」と思ってはいたと思うけれど
やっぱり心配だったと思う。
そんな折、「結婚したい人がいるんだ」と初めて彼女を連れてきた時、
本当に、本当に親は安心したし、
弟を支えてくれていた彼女に心から感謝していました。

結婚が決まってから今までがウソみたいに
弟は彼女連れて実家によく来るし、
しまいには親戚のところまで連れてまわるし
彼女がいなくても帰ってきて結婚式の相談を親にしたり、
彼女を通して親との会話がすごく増えて
母はとても喜んでいました。

ただ、今回はわたしのときとは違い、
「お嫁さんを頂く側」ってことで、父も母もものすごく気を使っていて
「おねーちゃん、どーしたらいい?」って
かなりテンパってたし、弟たちもあーだーこーだーと
変なところでこだわるものだから、進む話がなかなか進まず、
わたしがちょこっとキレたり、色々ありました。

父は父で親族紹介を代表でやるのがやだ、とかごねるし
母は留袖着るのがめんどいとか言うし
みんななんやねーん(関西弁)って
かなり当日が不安で仕方なかった。
もう自分の結婚式のときの100倍くらい心配だった。

でも当日、結婚式が始まって
二人がとにかくニコニコ幸せそうで、
弟がずっとお世話になっている会社の社長さん見れば
泣けてくるし、
彼女が勤めていた保育園の同僚さんたち見れば
泣けてくるし
もう完全親心だし、
でも
親にも「ホラ、お酌いかないと」とか、
「主賓の方にお車代!」とか
司令塔みたいになっちゃって
ほとんど食事が喉を通らない始末・・・
とてもおいしい食事を用意してくれたのに・・・
もったいないので夫にほとんど食べてもらいました。
長子ってとことん損・・・


ただ、宴も深まってきて、みんなの緊張がなごんできたあたりで
ほっとしてきて、久しぶりに会ったいとことかと話していたら
お色直し、奥さんは双子の妹さんとお母さんと
弟は母とっていうサプライズに、母が大喜び、



そんなに力強く腕組まなくていいんじゃん?ってくらい
母が弟の腕をしっかり組んでて笑ったけど
親孝行な子達に感動した。


最後の奥さんのお母さんへの手紙。
ポロポロ涙する奥さんの姿
それを聞いて涙する奥さんのお父さんとお母さんを見て
それまでどれだけ奥さんが大切に育ててもらっていたか
またそんな奥さんと結婚できる弟を心から祝福しました。

いっぱい喧嘩しながら一生懸命みんなが喜んでくれるように
弟夫妻が準備してきた式は
終わってみたらとてもすばらしくて
本当によかった、と思いました。
よく頑張ったね。

そして両親も本当に頑張ったと思います。

でも結婚はここからが本番。
これから起こる荒波にはもう少し二人で強くなって
乗り越えていかなくちゃね。

心からおめでとう。

結婚式が終わって、弟達はもちろんぐったりだったそうですが
父は一日ボーっとしていたらしいし、
わたしたちも弟達が式をあげたホテルに一泊したのですが
部屋に帰ってすぐ寝ちゃったし、
朝も起きて朝食食べてすぐ帰宅し、ずっと寝てました。
まだ疲労感が抜けないのは否めないけれど
家族ってそんなもんなのかもしれません。

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