2012年5月27日日曜日

小さくたって男だもん#19

スーパーで買い物をしてレジに並んだら
前にいる小学生くらいの男の子が一人でお会計をしていました。
そしたらどうやら持ってきた金額をオーバーしてしまったよう。
ふっとかごの中を見ると6つ入りの卵のパックがひとつと
小さなお菓子がバラバラと入っている。

男の子「あ、500円超えちゃった!」
店員さん「どうする?どれ戻す?」

うーん、と考えている男の子の元に別の男の子がちょこちょこっとやってきた。
見た目同学年ぐらいかな?同じ塾のバッグを背負っている。

男の子A「お金超えちゃったよ~46円。どうしよう 」
男の子B 「だったらこれを戻そうよ」
かごの中に手を入れてヒーローの絵がついたお菓子をとりだそうとすると

男の子A「え、いいよ!それBくんのじゃん。僕のにしよう!」
男の子B「いいんだよ!僕ので。大丈夫だから」
男の子A「ううん、僕のコレ(ガム)だとちょうど50円だし!」
男の子B「ほんとにいいの?」
男の子A「うん、いいんだよ!」

なんだかその譲り合いが

「あ、ここはオレが払うよ」
「え、いいよ!オレが!」
「いいや、まかせとけって!今日はオレの奢り!」
「ほんとにいいの~?」
「いいって、いいって、その代わり今度はよろしくな!」
みたいな、居酒屋を出る際のサラリーマンみたいだなーだなんて
ほわっと見ていたのです。


店員さん「496円ねー」
よかったよかった、これで金額におさまるね、と場がゆるんだ瞬間。


男の子A「おつりはいらないよ!
えーーーー!!

まわりの大人達ビックリ。


いやいやいや。あんたお金そもそも足らない、っていってた子が
なんでおつりいらない、ってなるか、って

店員さん「そんなこといっても、おつり持って帰らないと
お母さんに怒られるんじゃない?ね?」

男の子A「4円なんてなんにもなんないから、いらないよ。だからとっといて。」

とっといて~!?

さらに度肝を抜かれるまわりの大人達。

困る店員さん
「そんなこと言わないで持って帰りなさいね、ね」
男の子A「いや、いいんだ。」
頑なにおつりの受け取り拒否をする男の子。


そしてしばらく押し問答がしばらく続いた末、
結局は男の子がおつりを持って帰ったんだけど。
なんだか去っていくその小さな背中見ながら

しっかし、小さくても男やねーー

なんておもわずぷぷっと笑ってしまいました。

だって「おつりはいらないよ」の時のキメ顔ったらw
親御さんがそう言っているのを聞いていてきっと真似したんでしょうけれど、
かごの中ヒーローだらけだよ!?
だったら最初っからお金納まる範囲で持ってくればいいのにね。
格好つけるところ、完全間違えてる。
でも、それがかわいすぎる。


もーう、子供の無邪気さに一本とられた、と
そんなことでホクホクできた木曜日の夕方だったのでした。





2012年5月23日水曜日

SHIMA HAIR SHOW #18

恵比寿のガーデンホールにて行われた
「SHIMA Hair Show」に行ってきました。


最近お世話になっているSHIMA。
人が美容院に求めることは様々だと思いますが
明らかにHairのトレンドを最先端として発信している美容室のひとつだと思う。

わたしは結構なSHIMAマニアで、
お世話になっているのは家から一番近い吉祥寺店なのですが、
原宿店、代官山店、銀座、青山など
東京近郊の店舗は必ずブログをチェック、チェック。
各店舗のスタイリストさんが載せてくれるブログはヘアスタイルだけでなく、
ファッション、時には音楽や美術館の話など、話題は豊富。
そういったまわりのあらゆるものからインスパイアされて
そのスタイリストさんの「スタイル」が確立されていくんだなあ、と
常にワクワクさせてくれます。






時間にガーデンホールに着くと…
明らかに「美容学生」な若い子たちの群れ。少しひるみ
そっと授業参観的に見られればいいよね…とギリに入りましたが、
なかなかいい席でみることができました。

美容師さんてやっぱりすごいなあ、と思います。
絵を書くとか、フラワーアレンジメントと同じように、
できあがりのイメージが先にあって、そこに向かって構築していくというか。
自身、ヘアセットしてもらうときにもカラーのときでも途中段階
「えーなんかこれって合ってるの?大丈夫?」って思うんだけれど
スタイリストさんはその先をみてるんだよねえ。
それは感性とか経験と技術の裏づけがあってのものなのでしょうけれど
やっぱりクリエイティブですよね。
しかも限られた時間で人にみられながら・・・(しかも美容学生に)
真剣なまなざしでヘアピンをどんどんとめていく様、
ヘアの土台を作るためにすき毛をさっさ作っていく様
うーんプロ!

またSHOWってことでいつもよりさらに「魅せる」っていうことに
徹底していたとはいえ、スタイリストさんの攻めの格好ったら。
え、モデルさんじゃないよね?スタイリストさんだよね?って何回も確認。
相変わらずファンキーなところがわたしは好きです。

写真撮影がNGだったのでそのファンキーっぷりは

tokyo_dandyさんのInstagramにてとりあげられております。

こちらからはSHOWの様子がhttp://ameblo.jp/shima-daikanyama/

モデルさんたちも最高に可愛かったです!
思わず生まれ変わりたい・・・を連呼してしまいましたw

個人的にこれからおめかしの際、美容師さんにオーダーする
イメージがムクムクと沸いて楽しかったです。

いいもん見ましたー来年も行こうかしら。父兄気分で・・・





2012年5月20日日曜日

うすらめまいとざぶとん一枚#17

薄ら眩暈に悩まされています。
こんばんは。
眩暈の先輩に色々レクチャーされたので、心配はしてないのですが、
やはり、遊びすぎたつけがまわってきたりするのでしょうか。
後厄まだコエ~

それで、できる限りでお出かけして
新宿プラプラして
阿佐ヶ谷のフレッシュネスバーガーで気分転換ディナー。

ひっさびさフレッシュネスバーガーとか食しましたが
こんなにおいしいの!?とビックリ。

阿佐ヶ谷の中杉通りのフレッシュネスバーガーって
一階がオープンテラス風になっていて
2階がクーラーがきつかったので、
テラス風なところに外国風気取って座り、
道をとおる人にじろじろ見られてきました。
いやこっちだってみてやったゼ。

スッキリしたくてレモネード頼んで
風にあたっているとずーっとぼーっとできて
かなりリフレッシュ!

「すごいリフレッシュできた!」と言ったら
「うん、これこそリフレッシュネスバーガーだね★」と夫。



や、やまだくーん・・・



2012年5月19日土曜日

映画レビュー#16 阪急電車


このあいだ地上波でやってたのを途中からしか見られなかったので
借りてきました。

お話しは西宮北口駅から宝塚駅まで所要わずか15分の
阪急電車の中で織り成す人々の人間模様。
10月の往路、その約半年後の3月の復路での構成になっています。

これ、すごいのはたったこの15分の電車の中の話で
各々が小さく小さくいろんなエピソードがあるのだけれど
ここに出てきているキャストほとんどがなにかしら絡んでるっていう
そのプロットがよくできてる!


また特に色んな年代の女性がでてきて
みんななにかを抱えていたり、悩んでいたりして
それがほんのささいな人の優しさや、出来事で
前を向く強さをもらったり与えたりっていうので
女性に人気の映画だっていうのも頷ける気がする。





人間って人間に傷つけられるんだけれど、
さらにそれが身近な人間だったりすると
ズタボロになってしまうんだけれど
結局、救ってくれるのもまた人間だったりするんだよね。
それが意外と自分とは全然関係ない人だったりしたりして。
映画の中にもあったけど、人に言えないというか、言うほどではないと
自分に言い聞かせて心に封じ込めてしまった悩みを
誰かが聞いてくれるだけで、なにか変わったりする。
素朴で華やかとは全然縁遠いけれど
めちゃくちゃあったかい物語です。
女性が「よし!」って立ちあがった瞬間の
すがすがしい顔は美しいものです。

個人的にやはり宮本信子さんと芦田愛菜ちゃんの
孫&祖母コンビがたまらなくいい味だしてて好きです。
宮本信子さんが演じるような凛々しいおばあちゃんになりたい・・・

またこの阪急電車、今津線っていうらしいのですが
実際に乗って通勤したり、通学したりしてる(た)方には
たまらないと思います。

また、あえてそうしているのか、出演者も関西出身の人たちばかり。
主題歌も実際に阪急電車を利用していたという
aikoが手がけた「ホーム」。
爽やかで明日に向かってガンバローっていう気になる
素敵な曲です。

なにかほっこりしたい時におすすめしたい映画です。

阪急電車 ★★★★



2012年5月13日日曜日

LADY GAGA 「BORN THIS WAY BALL」 #15

今日は、もう、やばい状態になっております。
全然動けない・・・。

まあ、原因は昨日、アラフォーのわたしが
久々音楽に合わせて跳んじゃったからなんだけれど…
しかもペンライトブンブン振り回して…。
そんなん何年ぶりなのか…

正直、昨日のLIVE帰りにはちょっと思うことあって
Blogにアップするのはもういいかなーって思っていたんだけれど、
せっかくかわいこちゃんたちに写真撮らせてもらったし、
こんな経験なかなかできないので、やっぱりアップすることにしました。

もう、さんざん言って来たけど、行ったのは
LADY GAGA 「BORN THIS WAY BALL」
in さいたまスーパーアリーナ


わたしも前の日にダダっとネイル直してもらって
ヘアも美容院でセットしてもらったり、わたしなりに頑張ったんだけど、
そんなことより、会場ついたら、
絵になる人を探せーってんで、持っていったフラットシューズに履き替えて
走り回って写真撮らせてもらったw

それではどうぞ。







最後の人はなんか似すぎてて、一緒に写真撮りたい人で列ができてた。
顔の骨格似すぎ・・・
(許可を得て写真載せています・・・)

KEEP OUTのかわいこちゃんは
韓国の子みたい。
お友達が「まつげかわいい」って誉めてくれたW


もちろんもっとたくさんすごいのいたんだけれど、
アリーナに入る人たちはもう並んでいたので、
あんまり写真撮れなかったな~。

初日に比べると、コスプレーヤーさんの人数も3分の1くらいだったそう。
(後ろの席の知らない人情報)

わたしたちは絶対アリーナはムリ。
座席があるスタンド席にしたんだけど、隣の隣のカップルが
一生懸命板に蛍光の何かで
「GAGA LOVE」
っていうのをつけて作っていて。
本当にすきなんだNEって思っていたのです。
そうしたら夫いわくその二人その後スタッフさんに連れられて
「モンスターピット」!へ行ったそうな。
わたしその時ちょうど持ってくるのを忘れたオペラグラスが販売していないか
ロビーを走り回っていて知らなかったんだけど、(しかも売ってなかった)
「君、本当にタイミング悪いよね~」って。。

大丈夫だってば、どうせお眼鏡にはかなわないから。
だし、モンスターピットなんか行ったら、倒れるわ。

あれ、どうやって選別されてるのかわからなくて、
ただ、すごいコスプレしてるから、っていうわけじゃなさそう。
うちらの前に座っていた女の子二人組みも結構きばっていて
一生懸命スタッフさんにアピールしていたけどダメだったし、
すっごいふつーの子たちがピックアップされてたりしたんだって。

でも、その前席の女の子二人組み、アリーナから中年のご夫婦が
「ちょっとアリーナきついから、よかったら席変わらない?」
って申しでられてて、結果変わったの。スタンドの最前列だったしね。
っていうか、変わったおじさん杖ついてて、
そりゃアリーナはきついでしょう、なんでアリーナとっちゃった?
って言ってたら
「この間に怪我したのかもよ」と夫。
なんだかあちらこちらでドラマがあるなあ・・・




写真撮影OKなのが海外っぽいなーって思ったんだけど、
やっぱりLIVEはじまるとそれどころじゃない。
とにかくGAGAは最高でした。
途中何度も泣きそうになっちゃった・・・


初日では日本の震災のために涙してくれたというGAGA。
昨日も「日本は絶対たちあがれる、すばらしい未来がある、希望もある!」
ってほんとうに励ましてくれて、
小さな体からいっぱいエネルギーを与えてくれた。

宝物、みたいな時間だった。

「生きててよかった~」って何度も夫に耳打ちして、
笑われてしまった。

アンコールの「The Edge of Glory 」
ではもう、手がひきちぎれるぐらいペンライト振りました。

実はその前日にネイルなおしてくれたネイリストさん
ご本人もGAGAのライブにいったこともあるし
前回、被災後GAGAが来日したとき(あのパンダメイクのとき)
ちょうどGAGA専属のネイリストさんが不在で依頼がサロンに来て、
GAGAのネイルチップを作るお手伝いをしたそうなんです。
急だったので、寝ずに作って、チップの貼り付けも頼まれていたので
緊張してオーナーに同行しリッツカールトンのスイートの前まで行ったのに
「(パンダ)メイクに時間かかったからネイルは今回なしで!」ってなって、

「死ぬほど、いろいろ疲れました」
(作ったチップはちゃんと来日中に使ってくれたそうです)

って言っていたんだけれど、でも
「miyukiさん、ライブいくとなにか変わりますよ」って。

それが、ずっとライブ中頭から離れなくて。、
でも途中から彼女が言っていたことがなんかわかった。
何曲目からかわからないけれど
急に心がグッとなってさらにフワってなって(意味不明・・・)
やたら活力みたいなのがメラメラっと。

GAGAに熱狂的になってしまうのもわからなくない・・・

しかしたくさんの刺激をうけたいい夜でした。
また機会があったら行きたいなー

2012年5月11日金曜日

gagaさんへのお支度。#14


明日は楽しみにしていたLADY GAGAのライブ。
それなのに、GW遊びすぎたせいなのか
なぜかGWのあともバタバタしていて
さらにちょっと風邪気味で、エナジーダウン気味のわたし。

髪の毛も爪も全然リペアできてないで、ボロボロ、ボサボサ。
お肌の手入れも、最近特にできてない。
目の下のクマがハンパないわ・・・
ああーー

そんなこんなでやってきてしまったGAGAのライブ。
どうしよう、どうしよう・・・

いや、別にわたしが歌っておどるわけではないので
普通に行けばいいのですが
せっかくなら、普段出来ない格好、(とはいってもコスプレではないです)
でもして参戦しようと、チケットをとったときは息巻いていたのですが
日々に忙殺されてしまう、という由々しき事態。


今日はヨガもキャンセルして、朝からPCと携帯を使って
エセビジネスマンのごとくいろいろやっていました。(なにを?)






昔、姉さんたちに連れて行ってもらった2丁目の
うずらママ♂は「やっぱり今でもマドンナが一番よっ」って
「VOGUE」を得意げに踊ってみせてくれたけど、
マドンナがパイオニアなら
GAGAはメッセンジャーって感じがする。
マドンナが崇高な感じなら
GAGAは親近感を感じる。

まあ、このふたりってすぐ比べられて
マドンナとGAGAが喧嘩するっていうコント?みたいなのを
youtubeでみたりしたけど
全然違う。。。


なにかを発信していこう、困っている人がいたら助けよう。
愛してるなら「I LoVEYOU」と伝えよう。
こんな人に昔いじめられたわ。
こんな風に虐げられたこともあったわ。
ってなんでも素直に言っちゃう。
無邪気にみえて
自分が置かれている立場をしっかり理解して
責任ある発信をしているところは26歳なのに本当に感心します。

せめてせっかくライブにいくなら
あんただっさいわね、ってGAGA様に言われないように
参加したいものです。


すっぴんすらかわいすぎるもんね。





2012年5月7日月曜日

セントメアリー教会#13 結婚記念礼拝


結婚式をあげたセントメアリー教会のHPを覗いていたら
なにやら「結婚記念礼拝」というものをやっているらしい。
毎月の第一週の日曜日、過去その月にセントメアリーで式をあげた夫婦に
礼拝堂を開放して、みんなで賛美歌を歌ったり、牧師さんの話を聞いたり。
クリスマス礼拝には何度か参加したことがあったのだけれど、
今年は10年目の節目の年。まあ、記念にもなるし、とクリスチャンでもないのに
参加してきました。

Ten years ago



夕方18時からというのもあって、つい家でダラダラしてしまい、
ギリで教会に着いたわたしたち。
汗もひかぬまま、あわてて席に着きそれを見計らったように
外で鐘が鳴り響いたあと礼拝が始まりました。
配られた冊子には結婚式で歌った賛美歌や夫婦とは、的な
聖書からの引用の言葉がのっており
ふーん、って感じで外人牧師さんの話を聞いていたのだけれど、
「時代が変わったので、聖書の言葉は少しきつく思えるかもしれません。
ご主人に伝えたいです。奥さんを宝物のように扱ってください。
ありがとうといってください。そうすれば、奥さんも
あなたの人生をよりよくする為にたくさんの努力をするでしょう」

お、牧師いいこと言うじゃん。


「わたしがいまここに自分の奥さんがいたら、おいしいご飯をいつもありがとう、14ヶ月のコ
ドモ一生懸命育ててくれてありがとういいます」


1歳2ヶ月でいいじゃん、とかちょっと心の中でつっこんだけど。


「リスト作りましょう、旦那さんのここが好き、こうしてほしい、を書いて
冷蔵庫に貼りましょう。奥さんのことも書きましょう」


そしてなにやらを手にして、
「これはこの話しを聞いて教会に送ってくれたリストです」
大事にパウチされたカードをかざしてみせてくれる。
「でも、100人以上にこのはなししてるんだけど、送ってくれたの
まだ、2人だけです。さみしいです。だからおくってくださーい」

場が和む。

リストねー。なるほど、と思っていると

「みなさん立ってください。そして結婚した年を言うので座ってクダサイ」
え?
「2011年」
一番多くてだだっと座る夫婦たち。ぱちぱちと拍手。
ちょっと、これって…
さっき受付をしたとき、結婚の年と日にちを記入したのだけれど、
明らかにみんな最近だった…
「2010年」「2009年」
二組くらいずつ?また座り、ぱちぱちと拍手…
いやな予感…
あと立っているのは子供連れの(しかもちょっと大きい)
どっしりしたご夫婦とうちらふたりだけ…
「2008年」いない。「2007年」いない。



「2006年」すっとその家族連れが座った。
「こうなっちゃう?こうなっちゃう?」
「なんか恥ずかしい…」
本当はおめでたいことなのに、まるで
なにか悪いことでもして、立たされているかのように、うつむいて立つふたり。
だってまだ先長いんですけど…
「2005年」「2004年」「2003年」
「2002年!」やっときた!
どどっと座る夫婦。
「オメデトウゴザイマス!」めちゃくちゃ笑顔で牧師さんと
聖歌隊のおねえさんたちが祝ってくれた…。
まさかこの中でいちばんなんとなくチャラついてて、一番遅く来て
嫁が金髪の夫婦が一番の古株とは。
なんかすいません…みなさん、もっと落ち着いてらっしゃる…

また立って、と牧師がいい、お互い向かい合ってありがとうを言いましょう。
まずご主人から言いましょう。と
みな向かい合ってみるものの、恥ずかしくてなかなか言い出せない模様。
その時夫が一番初めに大きな声で「ありがとう!」って言ってくれたのは
本当にうれしかった。


そして始まった再宣誓。
「健やかなる時も病めるときも…」
10年前まさしくこの場所で同じ言葉を聞いていた。
あの時はまだほわほわしていて、
これから何が起きるかなんてわからなかったから
元気に「誓います!」って言ったけど、いま聞いたほうが胸に響く…
牧師「誓いますか?」
一同「誓います…」
泣きそう~
よく巷で聞くようにこの10年が走馬灯みたいになって
あーなんかいろんなことがあったなあ、
辛いとき、「なんで神様の前で幸せになるって宣言したのに、なんで!?」って
結婚したとき頂いた、聖書を壁に投げつけたこともあった(罰当たり)
子供が生まれたら使おうと思って友人達に作ってもらったリングピローや
ガーターベルトを見るのが辛くなって
引き出しの奥にしまってしまったこともあった。
大喧嘩してあんたなんかと結婚しなければよかった!って
指輪をぶん投げたこともある。
だけど


ここからはじまったんだよなあ。
あのとき、たくさんの人たちがこの席からわたしたちをみて
お祝いしてくれて
中にはこの10年でもう亡くなってしまった方もいる。
そう思うと、やっぱりなかなかいろいろあっても、
やっぱり簡単に離れることはできなくて。
もちろん、そのために結婚式があるわけではないし
それだけの理由で一緒にいるわけではないけれど
あの日わたしたちをお祝いしてくれた人たちを裏切りたくない、っていう
気持ちにはやっぱりなったりするんだよね。
もうだめだ~目の下パンダ。


その後一回みんなで礼拝堂をでて、
順番に牧師さんと聖歌隊のおねえさんと写真撮影。
わたしたちは最後で、呼ばれて中に入ると牧師さんが
「10年の記念デスね」「ビッグスマイルね」って。
撮影終わって「いつまでもラブラブで。ココ手をつないでかえりまショウ」って
手をつないでバージンロードを歩いて出ると「お久しぶりです!」って。
えー10年前のプランナーさんじゃーん。
まだいたのー!?
懐かしくて手をとっておしゃべり。
牧師さんも交えて色々話してとても素敵な時間になりました。
教会って結婚前に夫婦とはとか結婚とはとかの講義?
みたいなのをするのですが
牧師さんは「結婚前より結婚した後のほうにきてもらいたいネー。」って
わかる気がする。結婚前に聞いてもハイハイって感じだった。
帰り、暗い中いつまでもいつまでも教会の扉で牧師さんが見送ってくれて、
あたたかいきもちで帰路につきました。


「色々変わっても、礼拝堂は変わらないからいつでもきてくださいね」
プランナーさんがそういってくださった言葉に感動しました。


そのあと、入籍日の4月29日の朝、
岡山にいる友人あきちゃんから届いたプレゼントの
Cafe Ticketを使わせてもらって
渋谷のFRAMESでおいしい食事をして帰りました。

Fが消えててみえない・・・



なんだか、10年を迎えて、こんなに幸せでありがたいと思いました。
これからの10年はもうちょっとラクがいいなーなんてふざけて話したけれど、
わたしは結婚するなら何回でもこの夫がいいな、と心から思っています。

2012年5月5日土曜日

3331 ARTS CHIYODA #12




前回の記事にも載せたけれどこの 3331 ART CHIYODAが
かなり私的にツボりました。
廃校になった学校をクリエーターや企業に使ってもらう。
この発想ってすばらしい!


中に入ると「あー元学校!」っていう雰囲気も随所に残っているので
なんだか懐かしくてほっとする空間。

1階

ここでも展示が。

ショップも楽しいものがたくさん

かなり欲しかった吹き出し付箋

これ、すごいんです!先のほう(口にするところ)にも
柄が入っているのみえますか?特別な技術なんだそうです。

贈り物にしてもかわいいグラス

これは九谷焼きではなくて久谷シールを使って作ったものだそうです。
ここは元は何室だったのかしら?配膳室?


フリーペーパーがおいてあります。
至るところにパソコンを見ながら、なにやら打ち合わせをする
若い人たちが。
自由に使えるスペース。


2階


元教室のひとつひとつがギャラリーとして使えるようになっています。
下駄箱?が残っていたり。

作品を制作中のアーティストさんやら


作品を既に展示中のお部屋も。




3階


はんだづけ?マニアックじゃない?夫はかなりくらいついていました。



3階はほとんどシェアオフィスやアトリエとして使われていました。
なんだか無機質なオフィスとは違って
ほっこりした感じに見えます。(もちろん仕事なのでそうではないのでしょうが)
またどの部屋に入っても懐かしい教室の匂いがするので
まるで知らない学校に文化祭で訪れている気分。


こんな不思議で有意義な空間ってあるでしょうか?
クリエーターやアーティストがどんどん表現の場として使用し
また交流も生まれる。
始終ワクワクしていました。

今回たまたま大友克洋GENGA展で訪れたものの
この3331 ARTS CHIYODA
かなり注目していきたいスポットとなりました。


みなさんもぜひ行ってみてください。

大友克洋GENGA展 #11 3331ARTS CHIYODA

大友克洋GENGA展へ行って来ました。
場所は末広町にある3331 ARTS CHIYODA。




見てわかるようにこの 3331 ARTS CHIYODAは
もともと練成中学校だったのですが
廃校になった後改修され、
さまざまなジャンルの第一線 で活躍する
アーティストやクリエーターたちがそれぞれの表現を
自由に発信する場所に。


エントランス。
あらかじめローソンにてチケットを購入し指定された時間に訪れます。
ジブリ美術館みたいに、時間によって入れ替え制になっているのですが
それでもGWのせいかめちゃ混み。
カメラに敏感なスタッフさんに
「鞄に入れてしまっておいてください!」
と言われ、カメラを持って歩くことすらも禁止されました。


でも一歩中に入ると、そこはもう、大友ワールド全開!

ファンにはたまらないカラーのイラスト、
漫画の原画がずらっと。
ファンでなくとも大友氏の作品のすごさが伝わってきます。
みんな近寄ってとにかく細部までじっくりと鑑賞。

わたしは「AKIRA」も読んだけれど
とにかく「童夢」ファン。
結構大人になってから初めて読んだのですが
その夜はなんとなく眠れなかったくらいの衝撃!
その原画を見つけたときはやはり興奮しました。
「童夢」って30年くらい前の作品なのに
今改めて見てみても、
絵も内容も全然古くなく、身震いするくらい・・・

そしてコーナーをうつるとなにやら並ぶ、人、人、人。

なんだろうと思っていると、AKIRAにでてくるバイクに乗って
(しかもウェアを着て)写真がとれるという・・・
一応並んではみたものの、バイク自体は並ばなくても
写真を撮ることはできるというので乗ることはやめました。
(わたし的には夫が乗っている姿を写真におさめたかったのですがw)




かっこいい・・・
しかし、なにげにこれに乗って写真をとっている大人たちが
みなさん意気揚々としているのが少し面白かったです。
わたしたちは「ちょっと恥ずかしいね」なんて思っていたのですが、
とにかくみんな得意げで、写真をツレの方にバシバシ撮ってもらっていて。
やっぱり相当ファンなんだろうね・・・
そりゃディズニーランドに行って
「ミッキーと写真撮るのが恥ずかしい」
なんてやつはいないのと一緒なのかもしれないけれど・・・
なりきりAKIRAをたくさんみせて頂きました。


そしてこちらには「童夢」の穴が作られていました。



コレ、写真ではわかりにくいのですが、ちゃーんとへっこんでいて
↓みたいにポーズとって写真とったり(*^^)v


夫wいい表情~


ここで、わたしたちはうっかり見逃してしまったのですが、
この横の壁には吉田戦車だったり
松本大洋の落書きがあったそうなんです。
これから行かれる方はぜひ、見逃さないでくださいNE。

展示を満喫して、出口をでるとそこには
東日本大震災の支援プロジェクトへの投票箱が。
この大友克洋展の大きな趣旨は、
この震災への支援「大友克洋GENGA展」忘れないプログラム。
入場料の3分の1とチャリティーオークションの落札金額が
think the earth東日本大震災、被災地復興支援
「忘れないプログラム」を通じて6つの団体に寄付されることに。



この配られたペーパーの中でも

「いまできることに、力を注ぎつづけることを、忘れない」
と、大友克洋氏。
漫画家としてできる自分なりの支援をしていこうという
姿勢に頭がさがります・・・

そんなこんなでお土産を買いたい、と思っているとここにも列が。
並ぶのが得意じゃない夫も率先してならび、
念願のTシャツとピンバッチを購入しました。

このショッパーだけでも十分アート。
そしてこのピンバッチ!これ30個くらい入っているとはいえ
6300円!高いけど、でも諦めきれなかった…。

外をふっと見てみると大雨(ーー;)
このショッパーを濡れさせないために
持っていたビニールを駆使し、カバーを作った夫の姿が
このGENGA展をどれだけ楽しみにしていたのか表しています。

チケットは一枚1500円。
2012年5月30日まで開催しています。
これは見て損はない展示会だと思いますので
興味のある方はぜひ訪れてみてください。

このあと、 3331 ARTS CHIYODAもぶらついたので
そのこともアップします!